PacketiX.NET ASP 型 VPN 実験サービス

新規の拠点がNTTフレッツの提供エリア外にできた。インターネット回線は他のプロバイダで手配できたが、本社-拠点間のWANはフレッツ・グループを使っているので、さすがにNTT閉域網には入れない...。局舎内で接続依頼をしたけど、断られてしまった。
VPNASPサービスを探していて「PacketiX.NET ASPVPN 実験サービス」(参照)を見つけた。無償なんだね。

サービスの概要

インターネット上に設置されている公共の実験用 VPN サーバークラスタ上に、あなた専用の仮想 HUB を作成して、自由に管理したり VPN 通信のために使用したりすることができます。VPN サーバーを動作させるグローバル IP アドレスを持ったサーバーコンピュータの準備などの必要無く、VPN ソフトウェアが提供するほぼすべての機能を利用することができます。複数台の VPN クライアント PC を仮想 HUB に接続して通信したり、拠点へのリモートアクセスや拠点間の VPN 接続のための中継用仮想 HUB として利用したりできます。

詳しい使い方を見ていくと、期待している内容だった。仮想HUBはインターネット上に借りれるほうが管理上都合がよかった。
手順を読みながら設定していく。

  1. インターネット上のVPN Serverに仮想HUBを作成して、接続ユーザーを作成する。
  2. 次に本社で常時ONにするブリッジ用PCにPacketiX VPN Bridge 2.0をインストールする。ローカルに"bridge"という名称の仮想HUBを作成する。ローカルの仮想HUBに、インターネット上の仮想HUBへカスケード接続するためのアカウント設定をする。
  3. クライアントPCにPacketiX VPN Client 2.0をインストールする。新規に仮想NICを作り、インターネット上の仮想HUBに接続するアカウント設定をする。

LAN上にある別のPCへ、社内から社内に行って来いだが、pingを試すと50ms前後で応答した。
自宅から試すと70msくらいだった。
いままでモバイル接続用のアプライアンスとかASPVPNを検討してきたけど、こんなに簡単に接続してしまうとは!ちょっと怖いくらいだ。
「仮想HUB」「bridge」というワードがいろんな意味で何度もでてくるのでマニュアルを読み解くのに手間取ったが、容易に設定できてしまうと思う。
OnePointWallPacketiXなどの検知できるVPNは遮断していたが、今回の件で通すことにした。
どこでも繋がってしまうのは良い反面、セキュリティ的には不安も残すところ...