サイトストリートビュー雑感、ほか

NBonline『「やればできる俺」という欲望』(参照)がなんか面白かった。コードギアスは見たことがないが、なにが子供に受け入れられるかちゃんとリサーチしているんだ。へー
話は飛ぶが、いまの若い人の仕事観についてが、すこし苦笑い。

日本語をしゃべることが声優の条件であれば、自分にもやれそうだという気になっちゃうんですよね。

―― 実際には志望者が多く、かなり狭き門だという話も聞きますが。

当たり前です(笑)。でも、「夢のようなスゴイものを、努力をしないで獲得できる」という思い込みが今の若い人にはあると思います。

なんかおっさんくさいが、いまの人たちはそんなもんなのかなぁ。そうなんだろうな。ま、自分も宝くじで一発当てることを夢見てるから、おんなじか...
10代をリサーチして、いまも昔も根っこは変わらないという。体操のお兄さんだった佐藤弘道さんもそんなことを言っていたのを思い出す。15年間子供を見てきたが子供は変わっていない、変わったのは親のほうだ、といった趣旨だった。

―― いつの時代も変わらない、人間の根っこというのは何だと思われますか?

人間が生理として持つ三大欲求は、今も昔も変わらないですよね。それより大脳のもう少し外側にある欲求。お客さんは、「外に出したい」。もう1つは「取り込みたい」。大ざっぱに分けたらこの2つが大事だと思うんですよ。

そこで思うが、吸収したい時期と吸収した物を吐き出したい時期があるよなぁと。人間を動かすなにかは、機械もそうなんだろうけど、吸って吐いて、とか、伸びる縮む、ON・OFFみたいに2元的でシンプルだ。
ただ、思考はそこまで割り切れるものでもなく、じゃんけんみたいに三つ巴の構成なんだろうな。
Googleサイトストリートビューの第一印象から、その後の世の中の反応を見ての感想をまとめようかと思ったけど、ぐるぐる回りすぎてうまくまとまらなかった。普段、家の前を通り抜ける車や自転車や、周囲の家々からの視線を気にしたことはないが、常に録画されていると思うと身構えるだろうと思う。
最終的なところは、「もし、うちがサイトビューのエリアになったら、容認するだろう」「ハリウッドのスパイ映画のように、いままで視線を気にしなかった空から見られているかもしれないと、これからは気にしないとならない時代なんだな」といった感じだろうか。
昔、ゼンリン地図を始めて見た時、名前どころか配置図みたいなこんな詳細情報まで載っているんだ!と驚いたし、それがインターネットで誰でも見れるようになり、Googleマップに航空写真が写るようになった時はさらに驚いた。同僚は「うちの納戸まで載ってる」と驚いていたが、それだってプライバシーに感じる人はいるだろう。ストリートビューは普段の視線に近いだけにアレルギー的に反応が起こったんだろうけど、これからどんどんSFな世の中になるんだろうなぁ。