マネージャーの成果

最近スクラップするものではドラッカー氏関連が多い。先日読んだnikkeibpのSAFETY JAPAN 2005 特別寄稿ピーター・F・ドラッカー教授追悼特集:吉田繁治氏『第1回 担当者ではなく、マネジャーが成果をあげるとはどういうことか』(参照)でマネージャーの成果についてぼんやりと考えていた。

...。 前述した「経営における成果の基本3項」をもってくれば、ヒントになります。以下の3項は、マネジャーの責務でもある。
(1)直接の成果をあげること。利益です。
(2)価値の創造と価値の再定義。新しい商品や方法の設計です。
(3)明日のための人材の育成。やる気の喚起と方法の提供です。
...。

以前、Life is beautiful『リーダーシップについて思い出したこと』(参照)を引いたことがあるが、リーダーの役割について改めて引く。

このエピソード以来、私の「プロジェクトの責任者の役割」に関しての見方が大きく変わった。プロジェクトの責任者の仕事は、「プロジェクトの成功に必要な作業の手配をする」だけでは終わらず、それらの作業が確実に実行されるようにして結果を出してこそ初めて評価されるものだ、そしてうまく行かないことがあっても決して他人のせいにしてはいけない、という認識である。

結果を出してはじめて評価されるわけですよ。
査定のたびにいろいろともめるうわさを聞くと、結果や成果を出して・・の部分が弱いんだろうな。再びnikkeibp追悼記事を引く。

...。何かをやり遂げたいと思うなら、その成果または目標あるいは夢を定義することが必要です。
 定義のあとは成果を生む方法です。方法は、成果を生むための作業手順です。そして実践です。実践は、方法の実行です。
 ...。
 浪費する時間は、数時間または1ヶ月の長さであっても、確かに一瞬に思えるくらい短い。
(1)自分にとっての成果を定義し、
(2)成果を生むための知識と方法をもち、
(3)方法の実行に、時間を使ことを習慣にする。
 そうしたことができるなら、時間は十分にあることになるでしょう。
 課題になるのは、自分にとっての成果、あるいは目的となるものは何かということの定義でしょう。...。

結果が利益を生んでいるかを意識する以前に、うちの会社の管理職のほとんどが事務や現場の仕事に追われていて、本来の管理職の職務に時間を作れないでいるわけだが、それは意図的に時間を作り出さなければ生まれないのだと改めて反省。
そして「成果とはなにか」を決めなくてはならない。来年の課題だね。