Windows SharePoint Servicesについて

the Microsoft Conference 2006でプレゼンを見てからSharePointのテスト環境をつくらなければと思っていたが、気がつけばもう年の瀬・・
自分でも記憶があいまいだったSharePointの進化の歴史を解説してくれている記事があった。
(第3回)「打倒ファイル・サーバー」にマイクロソフトが費やした10年:Enterprise Office(参照
Office 97からだったのか。興味をひかれたのは、もっと後だったなぁと振り返る。

電子メールやファイル・サーバーは,最も単純で,誰にでも使いやすい情報共有手段だが,Officeファイルを共有するには機能が足りない。だから Office専用のWebサイトを作りましょう,というのがマイクロソフトの主張だった。しかしこの10年間,「機能が豊富」という触れ込みの Office専用Webサイトは,ファイル・サーバーにとってかわれなかった。Office専用Webサイトの停滞は,マイクロソフトにとってもう1つの「失われた10年」と言える。

しかし,ファイルがアップロードされただけのWebサイトでは,ファイル・サーバーと何の変わりもない。Office 97はOfficeファイルをHTML形式で保存できる機能を持っていたものの,OfficeファイルをHTMLとして共有する方式は,全く根付かなかった。

そうそう、ファイルサーバとの違いが結局わからなかった。HTML形式にすることも素人にはわからないし、自分も説明できなかった。「めんどくさいね」といわれると「そうですね」といったところだ。

それでは,最新バージョンのSharePoint Server 2007は,従来のSharaPointとどこが違うのだろうか。違いは大きく2点ある。

 一つは,「ブログ」や「Wiki」,「ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)」といった,インターネットで流行のテクノロジを取り入れたことである。ファイル追加の通知が「RSS」で受信できるようになったのは,極めて自然な進化と言えるだろう。これまでのSharePointが「グループウエア」や「バージョン管理ソフト」といった,企業内に既に存在した機能を取り込んでいたのとは大きく異なる。

 もう一つは,SharePoint Server 2007が,企業の業務システムとの連携を強く意識している点である。SharePoint Server 2007には,Excelの「ピボット・テーブル」で使用するデータベース・クエリを登録する「データ接続ライブラリ」が搭載されている。従業員はデータ接続ライブラリにアクセスするだけで,業務システムから最新のデータを入手して,Excel上で業務分析レポートなどが作成できるようになる。 SharePoint Server 2007は,ファイルやスケジュールの共有だけでなく,ビジネス・インテリジェンス(BI)の機能を備えつつある。

Notesでマニュアルなどの文書管理していく際でも、結局困ってくるのは文書の改訂と運用で、過去の文書の管理が面倒になってしまうところだろうか。やはり面倒に感じると根付くことはない。
そういう意味で新しいSharePointwiki機能はどんなものか興味がある。どんな感じなのだろうか。
そう一つはデータ接続だろう。最新データにアクセスしやすいというのは、報告をあげたり報告書にまとめたりする今までのスキームを一変できるだろうか、と期待してしまう。
改めて思うが、名前の付け方はどうも分かりにくい。サービスなのかクライアント製品なのか一般人には理解しにくい。中小企業を戦略にするなら、もっとわかりやすいほうがいいと思う。(もっともダジャレのようなごろ合わせ製品も世の中あふれていて、それもどうかと思うけど)
ちょっと時間をおいて考えてみると、ドメインをただで登録できるというリリースもなんとなく見えてきた感じだ。
独自ドメインWebと電子メールをタダで使えます!」,マイクロソフトは何を狙う:Enterprise Office(参照
マイクロソフト,「Office Live」日本語版のベータ・サービスを開始:Enterprise Office(参照
the Microsoft Conference 2006ではちょっと新鮮な感じを受けた(参照)が、いろいろ変わりつつあるなぁ。