「あなは、ほるもの」。

NBonline:(ムラからの手紙):「あなは、ほるもの」。(参照)がなんかよかったので引く。

穴って何、と尋ねられて、あなたなら何と答えるでしょうか。(中略)幼児による「あなってなに」への答えが、絵本のタイトル。『あなはほるもの おっこちるとこ』。

別の質問に対する答えも紹介しましょうか。幼児によれば「いぬは ひとを なめる どうぶつ」で、「ては つなぐために あるの」。犬は食肉目の動物である以前に「なめる」動物であり、手は人体の一部である以前に「つなぐため」にあり、そして穴は、「掘るもの」であり「落ちる」ところ。そうなんです、すべて「自分」を基準に定義されているのです。なんていきいきした世界のとらえ方でしょうか。手は「つなぐため」なんて、とても深い答えにさえ感じます。

辞書の定義とは違って新鮮だった。
いかに自分が自分で作った壁の中に入り込んでいるか気付かされる。