大学というところについて

R30::マーケティング社会時評『コピペレポート論議で思う大学教育の価値軸』(参照)ですこし考える。
ここで紹介されているハッピーキャンパスとかいうサイト、こんなのがあるんだ〜って感じだ。学生時代にこれがあったら重宝しただろうな。
さておき・・・

つまり、ディスプレーに表示される情報の方が紙よりも「早く」て「オリジナル」な時代に生きてきた人たちにとってみれば、「何を」で定義されるような「知」というのはほとんどの場合Google先生が知っているのであり、世界で最も物知りな「知の権威」とはGoogle先生にほかならない。

「知」の量だけではなんともならない。現時点では単なるデータだと思うし(将来的にワードからコンテキストの検索が可能になってくるのだろうけど)それって重要ではないと思う。もちろんgoogleもインターネットもツールなのだから、ツールを使いこなすスキルはスキルとして重要だろう。
リテラシーを持っているかどうかが要だと思うし、リテラシーがない人間がツールだけ使えてもねぇ・・と思ったりする。大学に期待するところはリテラシーを鍛えることなのではないだろうか。
高校までは学問の基礎を学ぶところだと思うし、大学の場合すこし応用のようなことも出来るということもあるけど大学も基礎を養うところだと思う。応用とはなんなのかを学べばよいのではないかな。「討論」とはなにかということも学べるように思う。
自分自身の経験も踏まえると、大学も経営の要素があるから先生方がすべての学生に期待しているとは思えない。8割の学生はただ学校に来て時間をすごしているだけだし、2割の学生は学ぶことについての土壌を持っているように思うから、その学生だけを相手にしていたように思うな。