Microsoft 2.0

先日、the Microsoft Conference 2006にいってきた。今年は結構面白かった。Infopathが始めて発表されたとき以来の感じだ。
 
T1-206 GroupBoard Workspace 2007 で実現!! チームの情報共有
チームで行動予定管理をするためのものだが、カレンダーあたりはなんかGoogleカレンダーみたいだなぁといった印象で、おぉマイクロソフトも2.0?と思ったりして。ほどよくまとまっている感じで、試してみようと思った。
 
T1-204 次世代コラボレーション ツール Microsoft Office Groove 2007 のご紹介
この日もっとも興味を引いたのがGroove。Notesの生みの親Ray Ozzieの名前が連呼されて、ちょっと笑えたが、これがOffice製品なんだと不思議な感じのツールだ。これは2.0って感じだ。
P2Pかと思いきや、マイクロソフトに置かれたサーバを介してつながるらしい。
Infopathのフォームを取り込めたり、ちょっと工夫すれば楽しそうな感じのアプリであった。javaでコーディングも可能のようだったが、ちょっとそれは敷居が高いか。
データ共有はこれから海外とのやり取りを考えないとならなかったので、これは試してみたいところ。50MB前後のファイルを快適に共有するにはどうすればよいか思案していたが、期待しよう。
 
T1-211 Microsoft Office InfoPath 2007/Forms Server 2007 による電子フォームソリューション概要
Infopathもだいぶ改良が加えられた。なによりブラウザで触れるようになったのがよいね。設計に必要なのはともかく、値を入力するだけのユーザーにもInfopathが必要なの?と出た当時はがっかりしたものだが、いい感じだ。
なによりSharePoint Serverに「Office」の冠がついて、連携がしやすくなっているのが興味をそそるわけだが、ワークフローあたりも強化されて(以前からあったのか?)申請系のものが便利に簡単に作れそうな印象を受けた。
Notesのマイグレーションでなくてもよさそうな感じだ。
 
T3-205 2007 Office system を中核としたソリューション:ビジネス インテリジェンス
マイクロソフトがBIに進出との記事を最近目にしていたが、確かに身近になってきたなぁと印象を受けた。、もっとも50分のプレゼンテーションが上手いのでとても簡易に思えてしまうのだが、実際のところはどうなのだろうか。
それでも、複数人でデータをやり取りしながら報告書を作成する、妙に複雑に作り込んでしまったシステムを置き換えられるのではないかと、ちょっと希望を持った。
 
T1-202 2007 Microsoft Office system 概要 2 - サーバー編
Office SharePoint Server 2007の概要。
いままで機能的には興味を持ちつつも実用にはためらっていたSharePointではあるが、これならいけるんじゃない、と思える。プレゼンが上手いからか?
検索機能とかIRMとか、ちょっとちぐはぐ感があった機能が全体としてよい仕上がりになってきたというところか。
Wikiはともかく、SNSの概念は笑える。大きい会社だと欲しいのかな、そういう人物紹介が。
ま、試す価値はありそう。

Google Appsも個人的には興味津々で試さないとなぁと思っていたけど、ちょっと普通の人が普通に触るには無理かと心配しているけど、その点Officeのほうは一般向けに整えられている。
全体として「透明感」のあるスライドで、Vistaって感じがいっぱい。Excelなんかの配色とか補助機能みたいなものも、いろいろ時代の影響を受けているんだなぁと思ってしまったが、巨艦が少しずつ進路を変えている、そんなカンファレンスであった。